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# --- Kifu for Windows (Pro) V6.65.84 棋譜ファイル ---
対局ID:18915
記録ID:68649efeb0790b1b12151061
開始日時:2025/07/15 10:00
終了日時:2025/07/15 16:03
棋戦:リコー杯第15期女流王座戦本戦
戦型:四間飛車
持ち時間:3時間
秒読み:60秒
消費時間:103▲136△180
場所:東京・将棋会館
備考:昼休前42手目▲59分△60分
振り駒:2,0,
計時方式:チェスクロック
先手消費時間加算:0
後手消費時間加算:0
昼食休憩:12:00〜12:40
昼休前消費時間:42手▲59分△60分
手合割:平手  
先手:渡部愛女流四段
後手:上田初美女流四段
手数----指手---------消費時間--
*リコー杯第15期女流王座戦本戦より、上田初美女流四段−渡部愛女流四段戦をお送りする。
*対局は7月15日(火)10時から、東京・将棋会館「飛燕」にて開始される。
*持ち時間は各3時間(チェスクロック使用)。振り駒の結果、と金が3枚出て、渡部の先手番と決まった。
*
*(棋譜・コメント入力=駒町)
*[棋譜表示の*はコメント付きの指し手。#は局後の感想が追記された指し手]

1手 2六歩(27) ( 0:09/00:00:09)
*◆渡部 愛(わたなべ まな)女流四段◆
*1993年6月26日生まれ、北海道帯広市出身。2013年、女流3級。同年、女流2級。2025年、女流四段。LPSA番号19。
*タイトル戦登場は4回。獲得は女流王位1期。棋戦優勝は2回。

2手 3四歩(33) ( 0:13/00:00:13)
*◆上田 初美(うえだ はつみ)女流四段◆
*1988年11月16日生まれ、東京都小平市出身。伊藤果八段門下。2001年、女流2級。2018年、女流四段。女流棋士番号は26。
*タイトル戦登場は9回。獲得は女王2期。棋戦優勝は1回。

3手 7六歩(77) ( 0:11/00:00:20)
*渡部の今年度成績は17勝4敗(0.810)
*昨年度成績は21勝13敗(0.618)
*通算成績は224勝157敗(0.588)

4手 4四歩(43) ( 0:13/00:00:26)
*上田の今年度成績は9勝3敗(0.750)
*昨年度成績は24勝9敗(0.727)
*通算成績は408勝238敗(0.632)

5手 4八銀(39) ( 0:05/00:00:25)
*渡部の本棋戦成績は15勝11敗(0.577)。初出場は第4期(2014年)。本戦出場は今期で6回目だ。前期は本戦からの出場で、初戦で室谷由紀女流三段に敗れた。今期は一次予選からの出場で、1回戦はシードだった。一次予選決勝では高浜愛子女流初段を破り、二次予選に進出した。二次予選では八木日和女流2級を破り、本戦出場を決めた。

6手 3二銀(31) ( 0:25/00:00:51)
*上田の本棋戦成績は26勝14敗(0.650)。初出場は第1期(2011年)。本戦出場は今期で14回目だ。前期は本戦からの出場で、初戦で香川愛生女流四段に敗れた。今期は一次予選からの出場で、1回戦はシードだった。一次予選決勝では竹内優月女流2級を破り、二次予選に進出した。二次予選では山口恵梨子女流三段を破り、本戦出場を決めた。

7手 6八玉(59) ( 0:10/00:00:35)
*両者の対戦成績は上田10勝、渡部3勝。2024年5月のヒューリック杯第4期女流順位戦A級以来の対戦だ。本棋戦でも第7期の二次予選と第10期の二次予選で対戦しており、いずれも上田が勝っている。

8手 4二飛(82) ( 0:07/00:00:58)
*戦型は後手ノーマル四間飛車と決まった。

9手 7八玉(68) ( 0:12/00:00:47)
*リコー杯女流王座戦は株式会社リコー、日本将棋連盟が主催する棋戦。特別協力は日本経済新聞社。出場資格者は日本将棋連盟が推薦する現役女流棋士と日本将棋連盟に所属する女性奨励会員、アマチュア女性で予選を勝ち抜いた選手となる。本棋戦の出場については現役女流棋士・女性奨励会員はエントリー制。一次予選、二次予選の勝ち抜き者と予選シード者の計16人が本戦に出場し、女流王座への挑戦権を争う。持ち時間は一次予選が各40分(チェスクロック使用)、二次予選と本戦が各3時間(チェスクロック使用)。五番勝負は各3時間で行われる。女流王座と挑戦者による五番勝負は例年秋に行われる。
*現在のタイトル保持者は福間香奈女流王座。
*
*【主催:株式会社リコー】
*https://www.ricoh.co.jp/
*
*【女流王座戦−日本将棋連盟】
*https://www.shogi.or.jp/match/jo_ouza/
*
*【特別協力:日本経済新聞社】
*https://www.nikkei.com/
*
*【リコー杯女流王座戦中継サイト】
*http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/

10手 6二玉(51) ( 0:06/00:01:04)
*本日の東京の対局立会人は川上猛七段が務める。

11手 5六歩(57) ( 0:26/00:01:13)
*上田は四間飛車を採用した際は穴熊に組むことが多い。渡部はどういった序盤戦術を見せるだろうか。

12手 7二玉(62) ( 0:09/00:01:13)
*玉の移動を優先する。代えて△5二金左や△9四歩もよく見られる指し方だ。

13手 5八金(49) ( 0:53/00:02:06)
*両者ともにあまり時間を使わずに指し進めている。
*
*【対局開始】
*https://kifulog.shogi.or.jp/joryu_ouza/2025/07/post-75cb.html

14手 4三銀(32) ( 0:17/00:01:30)
*左銀の活用を優先する。代えて△8二玉から囲いの整備を優先する指し方も考えられたところだ。

15手 9六歩(97) ( 0:14/00:02:20)
*9筋の歩を突いた。9筋の位を取ることができれば、先手の主張点となる。

16手 9四歩(93) ( 0:08/00:01:38)
*9筋の均衡を保った。最近は穴熊に組んでも9筋の歩を突く将棋がよく見られる。

17手 6六角(88) ( 0:22/00:02:42)
*角をふわりと上がった。これはトーチカを目指すのかもしれない。

18手 5四銀(43) ( 7:44/00:09:22)
*左銀を前進させる。次の狙いは△6五銀だ。

19手 7七桂(89) ( 0:10/00:02:52)
*桂を跳ねて△6五銀を防いだ。

20手 6四歩(63) ( 0:08/00:09:30)
*自陣にふくらみを持たせる。展開によっては△6五歩から先手の角を移動させる手も考えられそうだ。

21手 2五歩(26) ( 0:39/00:03:31)
*飛車先の歩を伸ばして△3三角を強要する。

22手 3三角(22) ( 0:08/00:09:38)
*2筋の歩を交換させてはならない。ここは△3三角と上がるのが自然なところだ。

23手 8八銀(79) ( 0:43/00:04:14)
*先手は▲8九玉〜▲7九金〜▲6八金寄〜▲7八金寄とトーチカに組む指し方、▲8六歩〜▲8七銀〜▲8八玉〜▲7八金と銀冠に組む指し方、どちらも有力だ。堅さで勝負をするならトーチカを選択することになるだろう。

24手 7四歩(73) ( 5:10/00:14:48)
*7筋の歩を突いて自陣にさらにふくらみを持たせた。上田は穴熊に組まず、別の囲いを構築することも視野に入れているようだ。

25手 3六歩(37) ( 5:56/00:10:10)
*手元のデータベースで調べたところによると、現局面の前例はないようだ。△7四歩に代えて△8二玉と指した将棋であれば1局前例があり、後手を上田が持っていた。2024年11月に行われたヒューリック杯第5期女流順位戦A級▲和田あき女流二段−△上田初美女流四段戦で、△5二金左▲3七桂△7二銀▲8九玉△7四歩と進んでいる。結果は後手勝ち。

26手 5二金(41) ( 4:08/00:18:56)
*上田はまだどういった陣形にするのかを明らかにしていない。先手が▲8九玉とトーチカに構える指し方を明示してから、いちばんよい指し方を選ぼうとしているのだろう。
*「先手は銀冠に組むことはないでしょうね。▲8九玉などトーチカに囲う指し方になると思います。後手もこういった形なら、後手から動くような展開ではなさそうです」(川上七段)

27手 3八飛(28) (10:38/00:20:48)
*渡部は積極的に動く。次の狙いは▲3五歩△同歩▲同飛だ。

28手 2二飛(42) (10:39/00:29:35)
*上田は2筋に飛車を転回した。▲3五歩△同歩▲同飛には△4三金と対応するのだろうか。以下▲3四歩には△5一角として、次の△3二飛が受けにくい形だ。

29手 3五歩(36) (11:03/00:31:51)
*11時1分の着手。▲3五歩までの消費時間は、▲渡部31分、△上田29分。
*初志貫徹で仕掛けた。

30手 同 歩(34) ( 0:13/00:29:48)

31手 同 飛(38) ( 0:07/00:31:58)
*【戦型は後手ノーマル四間飛車
*https://kifulog.shogi.or.jp/joryu_ouza/2025/07/post-5783.html

32手 4三金(52) ( 0:10/00:29:58)
*▲3四歩△5一角の進行は3筋に拠点が築けるものの、次の△3二飛を防ぐ手段がないため指しにくい。

33手 3七桂(29) ( 1:25/00:33:23)
*渡部は右桂を跳ねて活用した。

34手 3四歩打 ( 1:11/00:31:09)
*上田は歩を打って3筋をカバーする。早い段階で渡部が動きを見せたが、現局面からはじっくりとした展開になりそうだ。

35手 3六飛(35) ( 3:51/00:37:14)
*3分使って飛車を下に引いた。代えて▲8五飛も考えられただろうか。

36手 8二銀(71) ( 1:07/00:32:16)
*上田は右銀を上がった。代えて△8二玉〜△7二銀と片美濃囲いに組む指し方も考えられたところだ。上田の構想に注目だ。

37手 6八金(58) ( 5:58/00:43:12)
*再び動く手段はないと見て、渡部は自陣の整備を進める。▲8九玉〜▲7九金〜▲7八金寄とトーチカを完成させることができれば先手満足の展開だ。

38手 6二金(61) ( 1:25/00:33:41)
*右金を上がって玉の脇腹を締めた。

39手 7九金(69) ( 0:42/00:43:54)
*代えて▲8九玉を優先する指し方も考えられたところだ。▲7九金と▲8九玉、どちらを優先するべきかは難しいが、どちらもトーチカの構築を目指す指し方であるため、大勢に影響はなさそうだ。
*「先手はこの後▲8九玉〜▲7八金寄〜▲5九銀〜▲6八銀と、トーチカを組むことになりますよね。その間に後手が何を指すか難しいです。先手の作戦勝ちですか」(川上七段)
*上田が10分以上手を止めている。今後の構想を練っているのだろう。

40手 7三銀(82) (19:31/00:53:12)
*右銀を前進させる。後手は片矢倉のような陣形となった。
*先手は▲8九玉とトーチカの構築を進めるのが自然な指し方だ。

41手 8六歩(87) (15:28/00:59:22)
*15分の考慮だった。代えて▲8九玉が自然なところだったが、△8四銀〜△7三桂と組まれる展開を気にしたのかもしれない。現局面で△8四銀には▲8五歩と対応することができる。
*「△8四銀は指しにくいので、現局面で△6五歩と突きますか。以下▲5七角には△6四銀でどうでしょうか」(川上七段)
*この局面で昼食休憩に入った。ここまでの消費時間は▲渡部59分、△上田1時間0分。昼食の注文は上田が「ゴーヤチャンプルー弁当(ご飯少なめ)」(鳩やぐら)。渡部は席の確保を頼んだ。対局は12時40分から再開される。

42手 1四歩(13) ( 7:35/01:00:47)
*対局再開。昼食休憩後の指し手。
*上田はじっと1筋の歩を突いた。間合いをはかった一手だろうか。

43手 5七角(66) ( 3:05/01:02:27)
*渡部は3分の少考で角の位置を調整した。
*
*※局後の感想※
*代えて▲1六歩もあったようだ。以下△4五歩▲3三角成△同桂▲2六飛△3五歩は互角の展開とされた。

44手 4五歩(44) ( 2:53/01:03:40)
*先手の角の利きがそれた瞬間に、すかさず角道を通した。

45手 4六歩(47) ( 1:41/01:04:08)
*渡部もすぐに4筋から反発する。

46手 同 歩(45) ( 0:16/01:03:56)
*【対局再開】
*https://kifulog.shogi.or.jp/joryu_ouza/2025/07/post-2985.html

47手 4五歩打 ( 0:10/01:04:18)
*代えて▲4六同角だと△4五歩と4筋の位を確保され、単なる1歩交換で終わる可能性があった。4六の歩はいつでも取ることができると見て、先に4筋の位を取った。

48手 3二飛(22) (15:42/01:19:38)
*上田は飛車を3筋に転回した。△2二角〜△3五歩が実現すると後手が面白い展開だ。渡部はどう対応するか。▲4六角と歩を払うのは自然だが、△7五歩が気になるところだ。△7五歩に▲8七銀とすれば対応できているものの、自陣がバラバラになってしまう。

49手 1六歩(17) ( 4:08/01:08:26)
*じっと1筋の均衡を保った。
*「▲1六歩とは落ち着いていますね。しかし、現局面で△3五歩が気になります。▲3五同飛には△7七角成があるので▲4六飛の対応になりますが、続けて△3六歩と突かれてしまいます。▲3六同飛にはやはり△7七角成です。先手は▲8九玉と引いてあれば△7七角成が王手にならないので、▲1六歩に代えて▲8九玉と指したかったでしょうか」(川上七段)
*
*※局後の感想※
*代えて▲4六飛が自然な手だった。以下△3五歩▲4七銀が想定される進行。渡部は後手に3筋から動かれる本譜の展開をうっかりしたようだ。

50手 3五歩(34) ( 4:27/01:24:05)
*上田は3筋から動きを見せた。

51手 4六飛(36) ( 0:07/01:08:33)
*代えて▲3五同飛は△7七角成で先手よし。

52手 3六歩(35) ( 0:53/01:24:58)
*「こうなるのであれば振り飛車側も戦えそうですね。▲3四歩と打つのがいちばん良さそうですか。(1)△3四同金▲3六飛△3五歩▲4六飛とするのでしょうか。(2)△7七角成▲同銀△3四飛もありそうです」(川上七段)

53手 3四歩打 ( 2:35/01:11:08)
*△3四同金と対応すれば▲3六飛と歩を払うことができる。後手としては不満のない展開だが、よさを求めれば△7七角成と選ぶことになりそうだ。以下▲7七同銀△3四飛▲6六角△3三桂が進行の一例だ。
*上田が10分以上手を止めている。
*「△3四同金ではつまらない展開に見えますので、△7七角成と切りたいところです」(川上七段)

54手 7七角成(33) (29:32/01:54:30)
*29分の考慮で角を切った。
*
*※局後の感想※
*代えて△3四同金もあったか。△3四同金には▲3六飛△3五歩▲2六飛が想定される進行だ。

55手 同 銀(88) ( 0:05/01:11:13)
*ここは取るしかないところだ。

56手 3七歩成(36) ( 0:06/01:54:36)
*続いて2枚目の桂を取った。これで後手が桂を独占した。
*
*※局後の感想※
*代えて△3四飛もあったようだ。△3四飛に(1)▲4七飛は△6五桂▲6六角△4六歩▲同飛△3七歩成で後手優勢。(2)▲4四歩は△同金▲2二角△4三歩で先手の攻めが続かない。(3)▲6六角△3七歩成▲5九銀でどうか。後手がよさそうだが勝つとなると大変なようだ。
*「△3四飛のほうがよかったですか」(上田)
*「こちらは手が分からなかったです」(渡部)

57手 同 銀(48) ( 0:12/01:11:25)
*予定だったのだろう、渡部はあまり時間を使わずに応じた。代えて▲4四歩も考えられたところだった。

58手 3四金(43) ( 0:38/01:55:14)
*代えて△3四飛も有力だったが、▲3六飛と飛車をぶつけられるのが気になったのかもしれない。次の狙いは△4五金▲4七飛△5六金だ。
*中継室には先崎学九段が来訪している。
*「先手はどう指すんですかね。先手は自陣が堅いので、よい手が指せればという局面です。▲3三歩はありますか。△同桂には▲5五歩と突いて、▲4三角を狙います」(先崎九段)

59手 4一角打 ( 8:52/01:20:17)
*敵陣に角を打ち込んだ。△3一飛や△4二飛には▲2三角成と馬を作ることができる。△3三飛にはどういった継続手を用意しているのだろうか。
*「△3三飛や△2二飛には▲6六角ということですか」(川上七段)
*上田の持ち時間が残り1時間を切った。
*
*※局後の感想※
*代えて▲3六銀と右銀を活用する手を上田は本命視していた。

60手 4二飛(32) (10:43/02:05:57)
*14時6分の着手。△4二飛までの消費時間は、▲渡部1時間20分、△上田2時間5分。
*代えて△3三飛や△2二飛は▲6六角を与えて危険だったようだ。上田は飛車を4二に移動して▲2三角成を催促する。

61手 2三角成(41) ( 0:05/01:20:22)
*先手としては馬を作ることができたのは大きい。△3三金で馬が捕まってしまうが、▲3三同馬△同桂▲6六角△3二歩▲3四歩と攻めてどうか。
*中継室では検討が進み、後手よしと見られている。現局面から△3三金▲同馬△同桂▲6六角には△4五桂が味のよい一手だ。

62手 3三金(34) (10:38/02:16:35)
*金をタダで取られてはならない。代えて△4五金や△3五金だと先手の馬に生還されてしまう。
*
*※局後の感想※
*代えて△4五金のほうがよかったか。△4五金以下▲4九飛△6五桂▲6六角△7七桂成▲同角△4四歩▲4六歩△7五歩が想定される進行。上田は当初の予定は△4五金だったが、△3三金で先手の馬が捕まることに気付き、本譜を選んだという。

63手 同 馬(23) ( 0:24/01:20:46)
*ここは馬を切るしかないところだ。

64手 同 桂(21) ( 0:06/02:16:41)

65手 6六角(57) ( 0:12/01:20:58)
*渡部はこの手に期待している。△4五桂には▲1一角成や▲3三角成でどうか。

66手 4五飛(42) ( 2:31/02:19:12)
*ズドンと飛車を走った。▲3三角成△4六飛▲同銀には△8七桂という読みだろうか。以下▲8七同玉には△3九飛が馬と金の両取りだ。
*「▲3三角成△4六飛▲同銀△8七桂▲同玉△3九飛▲3一飛△7九飛成▲7一金は△6三玉で耐えられていますか」(川上七段)
*
*※局後の感想※
*代えて△3二歩▲3四歩△2五桂▲3三歩成△4五飛のほうがよかったか。67手目▲3三角成以降は先手が勝ちになっているようだ。
*現局面以降は検討されなかった。

67手 3三角成(66) ( 5:20/01:26:18)
*代えて▲4五同飛は△同桂と、手順に3三の桂に逃げられてしまうのが気になるところだった。

68手 4六飛(45) ( 0:13/02:19:25)

69手 同 銀(37) ( 0:12/01:26:30)

70手 8七桂打 ( 0:14/02:19:39)
*後手の用意の一手だ。
*「▲8七同玉△3九飛に、▲3一飛と攻め合うのか、▲7八金寄や▲6九桂と受けるのか。渡部女流四段の棋風としては受ける手を選びそうです」(川上七段)
*渡部が20分以上手を止めている。
*
*【局面は終盤戦へ】
*https://kifulog.shogi.or.jp/joryu_ouza/2025/07/post-600d.html

71手 同 玉(78) (30:52/01:57:22)
*先の見通しが立ったか、30分の考慮で桂を取った。

72手 3九飛打 ( 0:06/02:19:45)
*後手としては予定の手順だ。

73手 3一飛打 ( 0:55/01:58:17)
*渡部は攻め合いを選択した。△7九飛成には▲7一金△6三玉と進みそうだ。
*「後手は△7九飛成▲7一金の進行が負けだと考えると、△6一桂や△7一桂と桂で受ける手もありそうです。△6一桂▲7八金寄には△1三角があります」(川上七段)
*15時29分、上田の持ち時間が残り10分を切った。考慮は30分に達している。

74手 7九飛成(39) (34:15/02:54:00)
*34分の考慮で、当初の狙い通り7九の金を取った。先手玉は危ない格好だが、詰めろにはなっていないようだ。後手玉に迫るとすれば▲7一金△6三玉▲5五桂△同銀▲同馬が一案だ。▲7一金に△8二玉は▲8一金△9三玉▲8五桂△8四玉▲6六馬△7五桂▲同歩が予想される進行で、先手が勝ちそうだ。

75手 7一金打 ( 3:22/02:01:39)

76手 8二玉(72) ( 0:03/02:54:03)
*これは▲8一金には△7二玉ということだろうか。

77手 8一金(71) ( 0:07/02:01:46)

78手 7二玉(82) ( 0:04/02:54:07)
*▲7一金△8二玉▲8一金△7二玉▲7一金△8二玉…と進むと連続王手の千日手となり、先手の反則負けとなってしまうため注意が必要だ。
*「▲7一飛成△6三玉▲5五桂で寄っていそうですね」(川上七段)

79手 7一飛成(31) ( 2:31/02:04:17)

80手 6三玉(72) ( 0:07/02:54:14)

81手 5五桂打 ( 1:41/02:05:58)

82手 同 銀(54) ( 0:05/02:54:19)
*代えて△5二玉は▲5一竜までの1手詰だ。ここは桂を取るしかない。

83手 同 馬(33) ( 0:42/02:06:40)
*後手玉に▲4五馬△5四歩▲5五桂以下の詰めろがかかった。先手玉は△9五桂▲同歩△9七金▲同香△8九竜と迫られるのがいちばん危険な展開だが、▲8八銀で詰みはなさそうだ。
*上田は時間を使っている。このまま秒読みに入りそうだ。

84手 7五桂打 ( 5:41/03:00:00)
*この手で持ち時間を使いきった。

85手 同 歩(76) ( 0:13/02:06:53)
*ここは取るしかないところだ。

86手 同 歩(74) ( 0:00/03:00:00)
*▲4五馬には△5四角が逆王手となる。また、先手玉には△7六角以下の詰めろがかかっている。

87手 4五馬(55) ( 3:51/02:10:44)
*代えて▲7六歩は、△9五桂▲同歩△9七金▲同香△8九竜▲8八銀△9八角で頓死していたようだ。

88手 5四角打 ( 0:00/03:00:00)
*逆王手で応じる。

89手 7六歩打 ( 1:42/02:12:26)
*「△4五角には▲5五桂で後手玉はかなり危ないですね」(川上七段)

90手 5五桂打 ( 0:00/03:00:00)
*桂をねじ込んで▲5五桂を消した。
*「▲5四馬△同歩▲4一角が痛いですね。▲8五桂でも勝てそうですね」(川上七段)

91手 5四馬(45) ( 1:54/02:14:20)

92手 同 歩(53) ( 0:00/03:00:00)

93手 4一角打 ( 0:52/02:15:12)

94手 5二角打 ( 0:00/03:00:00)
*「▲5二同角成△同金▲7二角で後手玉は詰んでいそうです」(川上七段)

95手 同 角成(41) ( 0:12/02:15:24)

96手 同 金(62) ( 0:00/03:00:00)

97手 7二角打 ( 0:17/02:15:41)

98手 5三玉(63) ( 0:00/03:00:00)

99手 4五桂打 ( 0:06/02:15:47)

100手 4三玉(53) ( 0:00/03:00:00)
*この手で100手に達した。△4三玉までの消費時間は、▲渡部2時間15分、△上田3時間0分。

101手 4四歩打 ( 0:12/02:15:59)

102手 3四玉(43) ( 0:00/03:00:00)
*代えて△4四同玉は▲3六桂△4三玉▲4四銀△3四玉▲3一竜△2五玉▲3五竜で、後手玉は詰んでいる。

103手 3一竜(71) ( 0:06/02:16:05)
*この局面で上田が投了した。終局時刻は16時3分。消費時間は、▲渡部2時間16分、△上田3時間0分。
*投了以下△2三玉▲3三桂成△1三玉▲2二竜が一例で、後手玉は詰んでいる。勝った渡部は準々決勝に進出。次戦で香川愛生女流四段−塚田恵梨花女流二段戦の勝者と対戦する。
*
*【感想戦
*https://kifulog.shogi.or.jp/joryu_ouza/2025/07/post-10da.html

104手 投了 ( 0:00/03:00:00)
まで103手で先手の勝ち

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>7/18-2:36
道路上将棋!