1七角成は玉の逃げ場所を塞いでしまう。
40手 7五歩(74) ( 1:01/00:27:51)*先手に馬を作らせた代償として、後手は7筋から反撃する。まずは飛車先の歩を突っかけた。
41手 同 歩(76) ( 0:06/00:44:16)*無条件で△7六歩と取り込まれてはいけない。▲7五同歩と取る一手だ。
42手 同 銀(64) ( 0:27/00:28:18)*銀で取ることで7筋の攻め駒を増やしていく。
43手 7八飛(88) ( 2:30/00:46:46)*戦いの起こった筋に飛車を動かすのは将棋のセオリーだ。3三角のラインから外れながら後手の攻めに備える。
44手 7六歩打 ( 1:29/00:29:47)*銀頭に歩を押さえる。▲6八銀は△9九角成で後手の香得だ。よって、先手が銀を逃げるなら▲6六銀と▲8八銀の2択だ。
45手 8八銀(77) ( 0:40/00:47:26)*△7六歩は読み筋だったか、香川はすぐに銀を引いて辛抱する。代えて▲6六銀は△同銀▲同歩△6七銀の飛車取りが気になった。▲7九飛は△6八銀成で飛車が捕まり、飛車を横に逃げると△7七歩成でと金を作られてしまう。
46手 8六歩(85) ( 2:50/00:32:37)*塚田は攻めの手を緩めない。今度は8筋の歩を突っかけて攻めに弾みをつけた。△8七歩成▲同銀△9九角成と進めば、先手陣を突破できる。
47手 同 歩(87) ( 5:42/00:53:08)48手 同 銀(75) ( 1:39/00:34:16)*歩交換まで進んだ。後手の攻め駒は着実に前進している。
49手 4五桂(37) ( 1:12/00:54:20)*代えて▲8七歩と収めにいくと、△7七歩成▲同桂△同銀成▲同銀△同角成▲同飛△同飛成で7筋を破られた。そこで、香川は囲いの桂を跳ねて角取りをかける。7筋を破られる前にうまく手を作っていきたい。
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*【戦いが始まる】
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https://kifulog.shogi.or.jp/joryu_ouza/2025/07/post-d271.html50手 4四角(33) ( 4:25/00:38:41)*馬にぶつけて強く応戦する。▲4四同馬△同歩と進めば、手順に桂が捕まる仕組みだ。
51手 8七歩打 ( 0:03/00:54:23)*このタイミングで歩を打って銀の対応をうかがった。△7七歩成の踏み込みには、▲7七同桂△同銀成▲4四馬△同歩▲7七銀(または▲7七飛)で対応できる。
52手 7五銀(86) ( 2:10/00:40:51)*△7七歩成で勝負に行く手もあったが、塚田は2分の少考で銀を引いた。
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*※局後の感想※
*香川は「▲4八馬がひど