道路上将棋!
無料オンライン対戦
携帯向け
分割(1/1)

[道路上第2サーバ]

将棋新着ランキング

最初|全部|次頁|最後
# --- Kifu for Windows (Pro) V6.65.84 棋譜ファイル ---
対局ID:18903
記録ID:682db31444a4598a4f4efa34
開始日時:2025/07/10 09:00
終了日時:2025/07/10 18:06
棋戦:大成建設杯第7期清麗戦五番勝負第1局
戦型:四間飛車
持ち時間:4時間
秒読み:60秒
消費時間:128▲240△234
場所:東京都千代田区「ホテルニューオータニ」
備考:昼休前49手目▲88分△90分\n
振り駒:2,0,福
計時方式:チェスクロック
先手消費時間加算:0
後手消費時間加算:0
昼食休憩:12:00〜13:00
昼休前消費時間:49手▲88分△90分
手合割:平手  
先手:渡部愛女流四段
後手:福間香奈清麗
手数----指手---------消費時間--
*福間香奈清麗に渡部愛女流四段が挑戦する大成建設杯第7期清麗戦(大成建設株式会社・日本将棋連盟主催)五番勝負が開幕する。第1局は7月10日(木)9時から東京都千代田区「ホテルニューオータニ」で行われる。持ち時間はチェスクロック使用の各4時間。切れたら1手60秒未満での着手となる。立会人は飯塚祐紀八段、記録係は宮澤紗希女流初段。現地大盤解説会(事前申し込み制)は高崎一生七段と鈴木環那女流三段が担当する。第1局の先後は振り駒で決定する。
*8時44分、渡部が対局室に入室。下座に着く。
*福間の入室は1分後。上座を占めると、お盆に置かれたポットの位置を直してから一礼して駒が並べられた。
*振り駒は北口雄一・大成建設株式会社専務執行役員が行った。と金が3枚出て、渡部の先手番に決まった。
*9時、飯塚八段が定刻を告げて対局が始まった。
*
*【大成建設株式会社】
*https://www.taisei.co.jp/
*
*(棋譜・コメント入力=琵琶)
*[棋譜表示の*はコメント入りの指し手。#は局後の感想が追記された指し手]

1手 2六歩(27) ( 0:09/00:00:09)
*◆渡部 愛(わたなべ まな)女流四段◆
*1993年6月26日生まれ、北海道帯広市出身。2013年、女流3級。同年、女流2級。2025年、女流四段。LPSA番号19。
*タイトル戦登場は4回。獲得は女流王位1期。棋戦優勝は2回。
*
*【対局開始】
*https://kifulog.shogi.or.jp/seirei/2025/07/post-75cb.html

2手 3四歩(33) ( 0:07/00:00:07)
*◆福間 香奈(ふくま かな)清麗(女王・女流王座・女流名人・女流王位・倉敷藤花)◆
*1992年3月2日生まれ、島根県出雲市出身。森けい二九段門下。2004年、女流2級。2020年、女流六段。女流棋士番号は33。
*タイトル戦登場は81回。獲得は白玲1期、清麗5期(クイーン清麗)、女王2期、女流王座8期(クイーン王座)、女流名人14期(クイーン名人)、女流王位11期(クイーン王位)、女流王将8期(クイーン王将)、倉敷藤花15期(クイーン倉敷藤花)の計64期。

3手 7六歩(77) ( 0:14/00:00:23)
*本局で使用する将棋盤と駒は将棋連盟が所有する逸品。駒は掬水作の顔真卿書。顔真卿は中国史で屈指の芸術家・書家としても知られている。前期第1局は淘水作の王羲之書が使用された。

4手 9四歩(93) ( 0:08/00:00:15)
*福間は4手目に△9四歩と突いた。時折見せる変化球である。15局指していて13勝2敗。直近では6月9日のヒューリック杯第5期女流順位戦A級の▲香川愛生女流四段戦では▲2五歩に△8八角成と角を交換している。結果は福間の勝ち。

5手 2五歩(26) ( 0:14/00:00:37)
*今シリーズでは、楽天グループ株式会社が運営する無料のリニア型動画配信サービス「Rチャンネル」にてライブ配信が行われる。配信開始は8時45分。第1局の解説は山本博志五段、聞き手を将棋親善大使の伊藤かりんさんが担当する。トップページに臨時掲出されるライブ専門チャンネルから視聴可能。後日アーカイブ配信も予定している。
*
*【Rチャンネル】
*https://channel.rakuten.co.jp/

6手 9五歩(94) ( 0:12/00:00:27)
*福間は9筋の歩をさらに伸ばした。振り飛車に進むと玉の懐が広くなる。

7手 6八玉(59) ( 0:35/00:01:12)
*渡部は早くも玉を移動する。

8手 3二金(41) ( 0:18/00:00:45)
*両者の対戦成績は福間11勝、渡部6勝。昨年8月に行われた第46期霧島酒造杯女流王将戦本戦以来の顔合わせとなる。タイトル戦は2019年度の第30期女流王位戦以来、3回目。

9手 3八銀(39) ( 0:29/00:01:41)
*【渡部の女流棋戦成績】
*通 算=223勝155敗(0.590)
*昨年度=21勝13敗(0.618)
*今年度=16勝2敗(0.889)

10手 3三角(22) ( 1:20/00:02:05)
*【福間の女流棋戦成績】
*通 算=445勝152敗(0.745)
*昨年度=33勝10敗(0.767)
*今年度=11勝5敗(0.688)

11手 4六歩(47) ( 2:04/00:03:45)
*渡部の指し手は▲4六歩。データベースに集録されている7局の実戦例では、先手が全て▲3三同角成と角を交換している。立会人の飯塚八段は▲4六歩を見て、少し驚いている。「普通は▲3三同角成ですよね。なぜ角を交換するかというと、後手に△4二銀と上がられてしまい、▲3三角成に△同銀と形良く取られないようにするためです。居飛車党の私なら喜んで△4二銀と上がります。ですが、福間さんは振り飛車党ですので、▲4六歩に代えて▲3三同角成は△同金と取られて、△2二飛と阪田流向かい飛車を目指すことになるでしょうか。渡部さんとしては阪田流を警戒した▲4六歩かもしれません」と解説する。
*
*※局後の感想※
*▲4六歩に代えて▲3三同角成は△同金で「阪田流の予定でした」と福間。渡部は「本譜のように中住まい玉の形に組む方針でした」という。

12手 4二飛(82) (14:27/00:16:32)
*福間は14分の考慮で△4二飛。角道オープン型の四間飛車を選択した。
*
*【駆け引きのある立ち上がり】
*https://kifulog.shogi.or.jp/seirei/2025/07/post-8de9.html

13手 3六歩(37) ( 2:58/00:06:43)
*主催の大成建設株式会社は1873年創業、1917年設立の建築会社。国内は北海道から九州、四国まで各地に支店があり、シンガポールやバングラデシュなど海外にも多くの拠点を持つ。新旧の国立競技場や羽田空港国際線ビル駅、本局が行われるホテルニューオータニや将棋会館など、日本を代表する建築に携わっている。
*
*【大成建設株式会社】
*https://www.taisei.co.jp/

14手 6二玉(51) ( 7:19/00:23:51)
*清麗戦は大成建設株式会社と日本将棋連盟が主催する女流棋戦。2019年に7つめの女流タイトル戦として新設された。タイトル名は清麗(せいれい)。女流棋士のみが出場する。予選は予選トーナメントと再挑戦トーナメントで行われる。予選トーナメント敗退者は再挑戦トーナメントを戦い(2敗失格方式)本戦進出通過4人を決定する。本戦の優勝者が清麗への挑戦権を獲得する。持ち時間はチェスクロック方式で、予選は各2時間、本戦は各3時間、五番勝負は各4時間。持ち時間を使い切ったら1手60秒未満での着手となる。優勝賞金は700万円。
*前期は五番勝負で福間香奈清麗が挑戦者の加藤桃子女流四段を3勝1敗で破り、防衛、通算5期目の清麗を獲得するとともにクイーン清麗の有資格者になった。

15手 4七銀(38) ( 3:53/00:10:36)
*渡部の本棋戦成績は32勝13敗(0.711)。第1期からの参加で今期が7期目となる。五番勝負登場は1回目。今期は予選トーナメントで本田小百合女流三段(当時)、矢内理絵子女流五段、中倉宏美女流二段、鈴木環那女流三段に勝ち、加藤桃子女流四段に敗れて再挑戦トーナメントへ。山根ことみ女流三段、脇田菜々子女流初段、西山朋佳女流三冠(当時、不戦勝)、挑戦者決定戦で加藤桃子女流四段に勝って挑戦権を獲得した。

16手 7二玉(62) ( 2:44/00:26:35)
*福間の本棋戦成績は31勝9敗(0.775)。第1期からの参加で今期が7期目となる。清麗獲得5期。五番勝負は7期連続出場となる。今期は本局が初戦となる。

17手 7八玉(68) ( 0:42/00:11:18)
*対局場のホテルニューオータニは大谷米太郎が創業した日本の老舗ホテル。大相撲力士から実業家に転身した。1964年、東京オリンピックの開催が決まり、ホテルニューオータニを建設して社長に就任した。過去3回の東京サミットで主会場に選ばれ、50年以上にわたり世界中のVIPを迎え入れている。400年以上の歴史を誇る約1万坪の広大な日本庭園や100を超えるショッピングアーケードが有名。
*
*【ホテルニューオータニ】
*https://www.newotani.co.jp/tokyo/
*
*【ホテルニューオータニ】
*https://kifulog.shogi.or.jp/seirei/2025/07/post-c8be.html
*
*【日本庭園】
*https://kifulog.shogi.or.jp/seirei/2025/07/post-116f.html

18手 4四歩(43) ( 5:15/00:31:50)
*福間の指し手は△4四歩。角筋を止めて角交換の変化を避ける。△3二金と上がってある形がどう影響してくるか。

19手 3七桂(29) ( 1:23/00:12:41)
*昨日は両者ともに夕方に対局場入りした。16時30分から検分が行われ、数分で終了した。高層階のため対局場からはホテルニューオータニの日本庭園や国立競技場など都内の景色が一望できるが、夕方は特に西日が差し込むため、遮光カーテンを開けるかどうかは当日の天気によって決めることになった。
*
*【検分】
*https://kifulog.shogi.or.jp/seirei/2025/07/post-42ac.html

20手 4一飛(42) ( 1:07/00:32:57)
*福間の指し手は△4一飛。△4二銀〜△4三銀の活用を見ているのかもしれない。
*検分終了後は18時から開幕式が行われた。大成建設株式会社の相川善郎代表取締役社長に清麗杯を返還した福間は「毎日すごく暑いですが、暑くなってくると清麗戦が始まるんだなと。今年も清麗戦のタイトル戦を戦えることにすごく喜びを感じております。充実したシリーズにできるよう一局一局、大切に指していきたいと思っております」とあいさつをした。
*10時、午前のおやつは渡部がメロン、カモミールティー。福間がプリンアラモード、アイスミルクティー、パイナップルジュース。9時の対局開始時に福間がアイスカフェオレ、渡部がカモミールティーを注文していた。
*
*【午前のおやつ】
*https://kifulog.shogi.or.jp/seirei/2025/07/post-02c9.html

21手 4八金(49) (16:02/00:28:43)
*渡部は▲4八金と上がった。3九にキズが生じるが、次に▲2九飛と引いた形がスキのない構えになる。
*前夜祭のあいさつで渡部は「今回が4年ぶりのタイトル戦になり、緊張感が高まっています。せっかくの舞台ですし、心から望んでいた舞台です。精一杯、自分の力が出し切れるように、また成長できるようなシリーズにできるといいなと思っております」と抱負を語った。
*
*【開幕式】
*https://kifulog.shogi.or.jp/seirei/2025/07/post-7850.html

22手 4二銀(31) ( 0:48/00:33:45)
*△4一飛からの継続手。左銀の活用を見ている。

23手 2九飛(28) ( 0:09/00:28:52)
*▲4八金からの継続手。飛車と金が互いの弱点を消し合っている。

24手 5四歩(53) ( 0:18/00:34:03)
*歩を突いて陣形を拡大する。△5三銀の活用も視野に入れる。

25手 6八銀(79) ( 3:28/00:32:20)
*左銀を上がって中央を厚くする。

26手 5三銀(42) ( 0:48/00:34:51)
*左銀を5筋で活用する。

27手 5六歩(57) ( 0:47/00:33:07)
*しばらくは駒組みが進みそうだ。

28手 8二玉(72) ( 0:56/00:35:47)
*玉をさらに深く囲いにいく。立ち上がりで突き越した9筋の位が玉の懐を広くしている。

29手 6六歩(67) ( 7:41/00:40:48)
*渡部も角筋を止めた。立ち上がりで急戦をにおわしていたが、じっくりした戦いになりそうだ。

30手 7二銀(71) ( 0:15/00:36:02)
*△7二銀と上がって美濃に構える。玉を固めて強い戦いが可能になった。

31手 6七銀(68) ( 0:07/00:40:55)
*▲6六歩からの継続手。銀を上がって上部を手厚くする。

32手 8四歩(83) ( 6:02/00:42:04)
*美濃からさらに駒組みの発展を目指す。△8三銀〜△7二金と銀冠への組み替えを目指しているようだ。

33手 6八玉(78) ( 9:24/00:50:19)
*渡部の指し手は▲6八玉。玉を6筋に戻った。飯塚八段は「現代風ですね。▲7八金〜▲7七桂〜▲9八香〜▲9九飛の地下鉄飛車や、▲7八金〜▲7七桂〜▲5八玉〜▲7九角〜▲5七角〜▲8九飛〜▲8六歩と8筋を逆襲する筋を見ています」と話す。
*控室に現地大盤解説会に出演する高崎七段と鈴木女流三段が姿を見せた。振り飛車党の高崎七段は「福間さんが作戦を練ってきた印象です。左銀を5筋に使えていますし、基本的には駒組みをして先手からの攻めを待つ姿勢だと思います。先手としてはどういった構想なのか難しいですよね」と話す。
*
*【絵を描くように】
*https://kifulog.shogi.or.jp/seirei/2025/07/post-c208.html

34手 8三銀(72) (12:18/00:54:22)
*福間は△8三銀と上がって銀冠を目指す。

35手 5八玉(68) ( 1:01/00:51:20)
*玉を中住まいに構える。堅さよりもバランスを重視する。新しい形へのチャレンジだ。

36手 7二金(61) ( 0:08/00:54:30)
*金を上がって銀冠を完成させる。
*
*※局後の感想※
*「銀冠に組み替えられて後手の9筋が生きちゃっていますよね」と渡部。とはいえ、形勢は互角の範疇だった。

37手 7八金(69) ( 0:15/00:51:35)
*先手も金を上がってスキをなくす。
*
*※局後の感想※
*福間は▲7八金に代えて▲4九玉〜▲3八玉〜▲5八金上を予想していた。「玉を固められると思っていて」という。

38手 7四歩(73) ( 0:29/00:54:59)
*歩を突いて陣形を整備する。

39手 7九角(88) ( 1:42/00:53:17)
*角を7九に引く。次に▲5七角と上がって▲7七桂と跳ねれば、飛車を8筋や9筋へ活用することが可能になる。

40手 6四歩(63) ( 8:27/01:03:26)
*さらに駒組みが続く。じっくりした展開になっている。

41手 7七桂(89) ( 0:42/00:53:59)
*左桂を活用する。

42手 6二銀(53) ( 1:12/01:04:38)
*左銀を6二に引きつける。金銀3枚の堅陣を目指す。

43手 8六歩(87) ( 0:22/00:54:21)
*▲5七角〜▲8九飛で8筋の歩交換を目指しているのかもしれない。

44手 6三銀(62) ( 2:27/01:07:05)
*11時2分の着手。△6三銀までの消費時間は、▲渡部54分、△福間1時間7分。
*銀を6三に上がってバランスを取る。代えて△7三銀ならバランスよりも堅さ重視となる。

45手 5七角(79) ( 0:39/00:55:00)
*角を5筋に転換する。大盤解説会で聞き手を担当する鈴木女流三段は「お互い練りに練った作戦で、未知の戦いになっていますよね。どこで戦いが起こるのか。▲8九飛と回って▲8五歩と突くことになるのでしょうか」と話す。

46手 5一角(33) (23:10/01:30:15)
*福間は△5一角と引いた。23分の考慮で指された。福間は3二金の活用がひとつのテーマになるが、後手番のため千日手を視野に入れた指し回しになりそうだ。

47手 8九飛(29) ( 7:03/01:02:03)
*飛車を8筋に転回する。

48手 3三桂(21) ( 0:27/01:30:42)
*11時33分の着手。
*左桂を活用する。△2一飛と回って2筋を逆襲する順を視野に入れているだろうか。
*12時、この局面で渡部が26分使って昼食休憩に入った。ここまでの消費時間は▲渡部1時間28分、△福間1時間30分。昼食の注文は渡部がうな重・ご飯少なめ。福間がニューオータニ伝統のカレー(ビーフ)、コーンスープ。午後の対局再開時に福間がパイナップルジュースを注文している。対局は13時に再開する。
*
*【昼食休憩】
*https://kifulog.shogi.or.jp/seirei/2025/07/post-bc24.html

49手 1六歩(17) (27:24/01:29:27)
*対局再開。昼食休憩後の指し手。
*渡部は▲1六歩と端歩を突いた。駒組みが頂点に達しようとしており、動かせる駒が少なくなってきた。
*
*【対局再開】
*https://kifulog.shogi.or.jp/seirei/2025/07/post-2985.html
*
*※局後の感想※
*「どう指せばいいかわからなくて」と渡部は振り返る。福間は「▲8五歩はやりにくいですか?」と渡部に問う。福間は、以下△8五同歩▲同飛△8四歩▲8九飛△4五歩▲同歩△同桂に▲4六角を気にした。△3七桂成には▲同角と取れるので、本譜よりも角が安定しているかもしれない。「もしかしたらこのほうがよかった可能性も」と渡部。

50手 4五歩(44) (11:47/01:42:29)
*このタイミングで福間が動いた。△4五歩と打って出た。▲4五同歩は△同桂▲同桂△同飛と進み、4筋で桂交換になる。高崎七段は「桂を持ち合って、お互いに銀の両取りを狙っていくことになるでしょうか。先手は▲8七桂と打って▲7五歩、後手は△5五歩▲同歩△5四歩の継ぎ歩攻めが目につきます。以下▲5四同歩なら△5五桂が銀の両取りになりますので」と解説する。

51手 同 桂(37) (16:22/01:45:49)
*渡部は▲4五同桂と桂で歩を取った。

52手 同 桂(33) ( 0:09/01:42:38)
*福間はすぐに桂を取った。

53手 同 歩(46) ( 0:07/01:45:56)
*4筋で桂交換になった。

54手 同 飛(41) ( 0:35/01:43:13)
*互いに桂歩を駒台にのせたことで攻め筋が広がる。
*13時30分から現地で大盤解説会が始まった。解説は高崎一生七段、聞き手を鈴木環那女流三段が務める。事前申し込み制で、すでに締め切られている。
*
*【大盤解説会始まる】
*https://kifulog.shogi.or.jp/seirei/2025/07/post-a6a0.html

55手 4六角(57) ( 4:39/01:50:35)
*渡部の指し手は▲4六角。角を上がって後手玉をにらむ。飯塚八段は「果敢な手ですね。危険に見えなくもないので」という。なぜならいつでも飛車で角を取られるため、後手の選択肢を広げてしまう可能性があるからだ。

56手 2五飛(45) ( 6:35/01:49:48)
*福間は△2五飛と歩を取った。▲3七桂と打たれる手が目につくが、大丈夫なのだろうか。以下△2七飛成は▲3八金△2六竜▲2七歩で竜が捕まってしまう。飯塚八段は「▲2七歩に△2四竜と引かれて、以下▲2四同角は△同角で、△4六歩が残るので先手がイヤな格好だと思います」と話す。

57手 3七桂打 (10:42/02:01:17)
*渡部は▲3七桂と打った。△2七飛成と成り込まれると前述した変化になってしまうが、果たして大丈夫なのだろうか。飯塚八段は「踏み込んでいきましたね。△2七飛成と成り込ませて▲6五歩と突くことになるでしょうか。ですので△2七飛成の前に△4五歩を利かせてどうか。▲5七角と引かせれば▲6五歩がなくなりますので」という。

58手 2七飛成(25) ( 3:52/01:53:40)
*福間は△4五歩とは打たずに△2七飛成と成り込んだ。

59手 3八金(48) (11:31/02:12:48)
*14時7分の着手。▲3八金までの消費時間は、▲渡部2時間12分、△福間1時間53分。
*金を寄って竜を追い払いにいく。

60手 2六竜(27) ( 0:28/01:54:08)
*ひとつ引いた。▲2七歩には△2四竜と引けば、飯塚八段が解説した順になる。しかし、ここで▲6五歩が▲4六角を生かした反撃筋になる。

61手 6五歩(66) ( 1:58/02:14:46)
*遠く後手玉を射程圏に入れる歩突き。4六角の利きがあるため、後手は△6五同歩とは取れない。
*
*【意欲的な構想】
*https://kifulog.shogi.or.jp/seirei/2025/07/post-44f1.html
*
*※局後の感想※
*▲6五歩に代えて▲2七歩は△2四竜と引かれ、そこで▲6五歩は「△5五歩▲同角△3五歩がイヤ」と渡部。福間は「竜が生きそう」という。竜の横利きが6筋まで通ることになるからだ。

62手 4二角(51) ( 4:42/01:58:50)
*角を4二に上がって6四の地点を補強する。▲6四歩には△同角▲同角△同銀で大丈夫という判断のようだ。
*
*※局後の感想※
*「角を上がられてわからなくなった」と渡部。

63手 2七歩打 ( 6:39/02:21:25)
*▲6五歩を入れてから▲2七歩と打って竜を追う。控室で検討する斎田晴子女流五段は△4五歩を予想する。▲4五同桂なら△2五竜が桂取りになる。▲6四角は△同銀▲2六歩に△7三銀でどうか。
*

64手 4五歩打 (25:05/02:23:55)
*福間は25分の考慮で△4五歩と打った。やはりこの利かしが急所のようだ。

65手 5七角(46) ( 8:08/02:29:33)
*角を5七に引く。後手玉に直射していた角筋が逸れるが、竜取りの先手という要素を重く見たのかもしれない。
*
*※局後の感想※
*▲5七角に代えて▲6四角△同銀▲2六歩は△7三銀と引かれるので「(先手としては)やりにくいですよね」と福間。

66手 2四竜(26) ( 0:17/02:24:12)
*竜を2四に引いた。▲2四同角と取られても△同角が味のいい活用になる。

67手 8五歩(86) ( 0:40/02:30:13)
*渡部の指し手は▲8五歩。飛車と角で後手の玉頭である8筋を狙う。

68手 同 歩(84) ( 0:10/02:24:22)
*福間はすぐに△8五同歩と取った。先手に歩があると▲8四歩がうるさそうだが、あいにくその1歩はない。▲6四歩で歩を入手できるが、△同角で相手の角を好位置に出させてしまう。6四に角を出させると△9六歩▲同歩△9八歩▲同香△9七歩の攻め筋を与える。検討に訪れた居飛車党の内山あや女流初段は「振り飛車持ち」という。理由は「銀冠が堅いですし、先手は△4六桂や将来△6六桂と打たれるキズがあり、どこかで守りの手を指さないといけないですから」と説明する。
*15時、午後のおやつは渡部がメロンゼリー、ジンジャーエール。福間がスーパーピュアプリン、フルーツ盛り合わせ(小)、アイスミルクティー、フレッシュオレンジジュース。
*
*【午後のおやつ】
*https://kifulog.shogi.or.jp/seirei/2025/07/post-ecc5.html

69手 4五桂(37) ( 9:55/02:40:08)
*渡部は4筋で歩の入手を図った。△4六桂の筋も消した。これなら4二角の利きを9筋まで通すことはない。次に▲8四歩を見ている。

70手 2五竜(24) (10:20/02:34:42)
*福間は△2五竜と浮いた。角の利きから逃げながら桂取りの先手になっている。

71手 8四歩打 ( 3:02/02:43:10)
*急所にクサビを打ち込む。
*
*※局後の感想※
*「▲8四歩は打てたけど攻めが細いのか」と渡部。福間も「先手は歩が少ないので、なんとかなるかなと思った」という。

72手 9四銀(83) ( 0:08/02:34:50)
*銀を9四にかわせるのが9五歩型の長所でもある。△9二銀と引く形と比べて後手陣が伸び伸びしている。

73手 9六歩(97) ( 2:10/02:45:20)
*ここまできたらもう止まらない。渡部は続けて9筋の歩を突っかける。控室では渡辺弥生女流二段、和田あき女流二段、加藤圭女流二段、竹内優月女流2級が検討に加わっている。村田智穂女流三段は帰路についた。
*
*【にぎわう控室】
*https://kifulog.shogi.or.jp/seirei/2025/07/post-5c0a.html
*
*※局後の感想※
*▲9六歩に代えて▲3五歩は、△4四歩と桂を取りにいって後手がいい。

74手 同 歩(95) ( 1:00/02:35:50)
*逆に取り込まれてはいけない。後手はしばらく受けに回ることになりそうだ。

75手 6四歩(65) ( 1:34/02:46:54)
*このタイミングで▲6四歩と取り込んだ。

76手 同 角(42) ( 1:14/02:37:04)
*福間は角で歩を取る。△9七歩成を見せて相手にプレッシャーを与える。

77手 6五歩打 (12:35/02:59:29)
*6筋を押さえた。大きな拠点だ。

78手 4二角(64) ( 0:22/02:37:26)
*角を4二まで引く。

79手 4六角(57) ( 0:17/02:59:46)
*角をのぞいて王手を掛ける。

80手 7三桂打 ( 0:20/02:37:46)
*桂を打って角のラインを止める。
*この局面で渡部の残り時間が1時間を切った。
*
*※局後の感想※
*「ここでいい攻めがあると思ったのですが」と渡部。先手は歩切れが響いて結果的に攻めが細かった。

81手 8五桂(77) ( 2:58/03:02:44)
*渡部は▲8五桂と歩を取った。△8五同銀は▲同飛で、後手は4六角の利きがあって△8五同桂と取り返すことができない。先手は△4五竜が残っているため、忙しいかもしれない。飯塚八段は「先の長い戦いですが、▲8四歩も入りましたし、先手の駒に勢いが出てきたように感じます」と話す。

82手 4五竜(25) ( 5:16/02:43:02)
*福間は4五の桂を取った。強力な竜が中央に躍動してきた。
*対して先手はどう指すか。後手玉を薄くするには▲7三桂成△同桂▲8五桂が考えられる。次に▲7三桂成△同金▲9五歩△同銀▲8三歩成が狙いだ。したがって後手は△8一桂と受けることになりそうだ。以下▲7三桂成△同桂▲8五桂△8一桂と進めば千日手になる。飯塚八段は「後手は手を変えにくく、先手が自信を持てなければ千日手にすることも考えられます」という。

83手 9六香(99) ( 9:40/03:12:24)
*渡部は9分の考慮で▲9六香と歩を取った。△9五歩には▲7三桂成△同桂▲6四桂と金取りに打つことになるだろう。以下△7一金には▲9五香△同銀▲8三歩成から後手玉が詰む。

84手 9五歩打 ( 2:55/02:45:57)
*歩を打って銀取りを防ぐ。砂原奏女流2級が控室を訪れた。

85手 7三桂成(85) (13:34/03:25:58)
*13分の考慮で桂を取った。
*
*※局後の感想※
*▲7三桂成に代えて福間は▲9二歩△同香▲9三歩△同香▲同桂成△同玉▲8三歩成△同金▲5七角△8四歩▲4六香△6五竜▲4二香成△同金▲7一角△8二香▲6二角成△5二金▲7一馬の攻めを心配していた。やはり竜の力が大きく後手が優勢のようだが、福間は「気にしすぎですかね」と首をかしげる。

86手 同 桂(81) ( 0:29/02:46:26)
*検討陣は▲6四桂△8五歩▲7二桂成△同銀▲9五香△同銀▲8五飛に△7一桂と受けてどうかといった話をしている。加藤圭女流二段は「先手になにかありそうな気もするのですが……」という。

87手 9五香(96) ( 3:54/03:29:52)
*渡部は香を捨てて攻め続ける。△9五同銀に先手はどう指すか。▲6四桂は△8八歩▲同飛△8七歩▲同飛△8六歩で飛車先を止められてしまう。以下▲7二桂成は△同銀▲9七飛に△8四銀と味よく歩を払われてしまう。控室では先手の攻めが息切れしてきたのではないかといわれている。

88手 同 銀(94) ( 9:08/02:55:34)
*福間は9分の考慮で香を取った。先手の飛車と角が後手玉を直射していて怖い格好だが、後手も2枚の大駒が急所によく利いている。
*渡部の残り時間が30分を切った。福間はまだ1時間以上も残している。

89手 6四歩(65) ( 2:40/03:32:32)
*軽快な突き出し。▲6四桂ではなく歩で攻めを続ける。「△6四同角▲同角△同銀と進むと、△4六歩が残りますよね」と飯塚八段。△6四同角に渡部はどういった攻め筋を描いているのだろうか。
*福間の残り時間が1時間を切った。
*
*※局後の感想※
*▲6四歩に代えて▲6四桂は△8六歩▲7二桂成△同銀で「そこで手がないと思って」と渡部。「ずっと足りなかったですよね」と続けた。

90手 同 銀(63) ( 6:54/03:02:28)
*福間は歩を銀で取った。先手の4六角を負担にさせる方針かもしれない。

91手 同 角(46) ( 4:26/03:36:58)
*渡部は角を切った。銀を手にして▲8三銀に期待したようだ。△6四同角は確かに▲8三銀が厳しそうだが……。

92手 同 角(42) ( 1:57/03:04:25)
*福間は堂々と角を取った。▲8三銀は受け流せると見ているようだ。

93手 8三銀打 ( 0:40/03:37:38)
*当然ながら銀を打ち込む。△8三同金は▲同歩成△7一玉▲7二金で後手玉が詰む。したがって後手は△7一玉と逃げることになるが、しばらく先手の攻めが続きそうだ。

94手 7一玉(82) ( 1:53/03:06:18)
*福間は玉を逃げるしかない。

95手 7二銀成(83) ( 0:09/03:37:47)
*守備の要の金を剥がす。

96手 同 玉(71) ( 0:05/03:06:23)
*後手玉が一気に薄くなる。

97手 8三歩成(84) ( 0:09/03:37:56)
*先手が8筋を破った。

98手 6三玉(72) ( 0:09/03:06:32)
*玉を6三に上がって耐える。後手は4筋方面が手厚く、手順に逃げ出せるのでこの順を選んだのかもしれない。

99手 7三と(83) ( 4:53/03:42:49)
*と金で桂を取る。

100手 同 玉(63) ( 0:20/03:06:52)
*この手で100手に達した。△7三同玉までの消費時間は、▲渡部3時間42分、△福間3時間6分。
*福間はと金を玉で取る。▲8一飛成を許すが、△4六歩が急所の一手になる。先手としてはここで▲4六歩と打ちたいが、△8八歩から飛車先を止められてしまい、後手玉がすぐに寄る格好ではなくなる。後手は玉が安全になれば△5七香がうるさいかもしれない。▲5七同玉は△6五桂で、先手玉が危険な格好になる。

101手 4六歩打 ( 8:38/03:51:27)
*それでも渡部は▲4六歩と打った。△8八歩と打たれたときにどう指すか。▲4五歩と竜を取ってしまうと△4六歩が残ってしまう。

102手 8八歩打 ( 8:34/03:15:26)
*福間の指し手は△8八歩。8分の考慮で指された。8筋さえ押さえてしまえば後手玉が安全になる。
*
*【猛攻と切り返し】
*https://kifulog.shogi.or.jp/seirei/2025/07/post-0799.html

103手 4五歩(46) ( 3:51/03:55:18)
*渡部は竜を取った。▲4九飛と逃げるのは△8五竜で攻め筋がなくなると判断したのかもしれない。

104手 8九歩成(88) ( 0:10/03:15:36)
*福間は飛車を取って8筋を緩和する。
*
*※局後の感想※
*飛車(竜)を取り合って福間は手応えを感じた。後手玉が安全になったのが大きい。

105手 6五桂打 ( 0:30/03:55:48)
*桂を打って後手玉に嫌みをつけにいく。先手は逆に△6五桂と打たれるような展開にしてはいけない。

106手 8四玉(73) ( 0:41/03:16:17)
*玉を8四に上がった。角と銀が上部に手厚い格好だ。

107手 8一飛打 ( 3:52/03:59:40)
*王手で飛車を打って後手玉に迫る。

108手 8三歩打 ( 1:18/03:17:35)
*歩を打って王手を受けた。
*渡部はこの局面で持ち時間を使い切った。これよりの指し手は1手60秒未満となる。

109手 8五歩打 ( 0:20/04:00:00)
*王手で歩をたたく。△8五同玉は▲8三飛成で追い込める。

110手 9四玉(84) ( 1:25/03:19:00)
*玉を9四にかわす。

111手 7三金打 ( 0:00/04:00:00)
*渡部は▲7三金と打って▲8三飛成の詰めろを掛ける。とにかく食らいついていくしかない。
*対して後手はどうしのぐのか。△9六銀は▲9一飛成△9三歩▲9五歩の筋が怖い。△8五玉と逃げて▲8三飛成に△8四飛で受かっていればいいのだが、▲8六歩に△同角でそこで先手にいい手があるかどうか。飯塚八段は「△8五玉▲8三飛成に△8四飛で受かっていると思います。6四角と9五銀がよく利いていますし、先手の手駒が少ないのであとひと押しがなさそうです。後手は△4六歩が回れば勝ち筋になります」と解説する。▲8三飛成に△8四飛は▲7四竜を防いでいる。

112手 5七香打 (11:22/03:30:22)
*福間の指し手は△5七香。自玉の詰めろを受けず寄せにいく。

113手 同 玉(58) ( 0:00/04:00:00)
*「△7三角▲同桂成に△6五桂で先手玉が詰んでいると思います」と飯塚八段。鋭い切り返しだ。△6五桂▲6六玉に△7五金と捨てるのが好手で、以下▲7五同歩△5七角▲6五玉△7五角成▲5四玉△5三飛▲4四玉△4三銀まで先手玉が詰む。

114手 7三角(64) ( 0:39/03:31:01)
*福間は金を取った。飯塚八段は「さすがです。うまい組み立てですね」と感心する。

115手 7五桂打 ( 0:00/04:00:00)
*渡部は▲7五桂と歩頭に桂を打つ。△7五同歩と取らせて▲7三桂成とすれば、△6五桂に▲6六玉と上がったときに詰みを逃れている。
*福間が手を止めている。▲7五桂はいい粘りのようだ。飯塚八段は「△7五同歩と桂を取るのは▲7三桂成で先手玉が詰まず、はっきりしないように見えます。ですので後手は△7二銀と受けて▲7一飛成にうまい詰めろを掛けて勝ちを目指すことになるかもしれません。後手が勝ちになっているはずですが、△4六歩が詰めろかどうかわからず、まだ難しいと思います」という。

116手 7二銀打 (13:55/03:44:56)
*福間の指し手は△7二銀。13分の考慮で指された。飯塚八段が解説した受けの銀である。

117手 7一飛成(81) ( 0:00/04:00:00)
*渡部は飛車を逃げながら竜を作る。しかし、後手玉が詰めろにはなっていないようだ。

118手 5九飛打 ( 1:20/03:46:16)
*福間は王手で飛車を打つ。▲5八銀左とされたときに後続の寄せがあるかどうか。

119手 5八銀(67) ( 0:00/04:00:00)
*代えて▲5八銀右は△4六角打が痛打になる。
*後手は△4六歩が厳しいかもしれない。▲7三桂成は後手玉が詰めろになっていないため、△4七歩成▲同金△6九銀で後手の勝ち筋になる。「△4六桂があるかもしれません。▲4六同銀は△同角▲同玉△5八飛成で、後手は角を渡しても詰みませんので」と飯塚八段。

120手 同 飛成(59) ( 4:01/03:50:17)
*福間はいきなり飛車を切った。

121手 同 銀(47) ( 0:00/04:00:00)
*後手玉は飛車を渡しても詰まないということのようだ。鋭い寄せを目指す。

122手 4六角打 ( 2:05/03:52:22)
*△4六角打と角を重ね打って先手玉を仕留めにいく。

123手 6七玉(57) ( 0:00/04:00:00)

124手 6六歩打 ( 0:15/03:52:37)

125手 同 玉(67) ( 0:00/04:00:00)
*「△5五銀と打って▲同歩△同角上▲5六玉△6四桂▲4七玉△3七金▲同金△同角成から先手玉が詰みますね」と飯塚八段。

126手 5五銀打 ( 0:27/03:53:04)
*この銀が決め手になったようだ。後手玉は詰みがないため、詰めろで迫ればいい。

127手 7七玉(66) ( 0:00/04:00:00)
*玉を7七に逃げた。△8六金は▲6七玉で打ち歩詰めに。渡部も最後まで妖しく粘る。

128手 6六桂打 ( 1:55/03:54:59)
*福間の指し手は△6六桂。△7八桂成以下の詰めろで迫る。後手玉は7三角、7二銀の守備が強く、焦らずに攻めればいい。
*この局面で渡部が投了した。終局時刻は18時6分。消費時間は、▲渡部4時間0分、△福間3時間54分。第1局は福間が制して、シリーズ成績を1勝0敗とした。第2局は7月23日(水)に福岡県福岡市「ホテルオークラ福岡」で行われる。
*
*【終局直後】
*https://kifulog.shogi.or.jp/seirei/2025/07/post-bb10.html
*
*【解説会で振り返る】
*https://kifulog.shogi.or.jp/seirei/2025/07/post-b4ad.html
*
*【感想戦
*https://kifulog.shogi.or.jp/seirei/2025/07/post-10da.html
*
*※局後の感想※
*渡部は「竜を2筋方面に追い込んで押さえつけてから攻める方針でしたが、本譜は竜で桂を取りきられてしまって。だとすれば竜を作らせたのがまずかったことになりますね」と反省する。先手は後手に竜を活用されてしまったのが誤算だった。先手は中住まい玉を生かすべく飛車を相手の玉頭に転回して攻めたものの、終始歩が足りない状況が響いた。本局は福間の緩急自在な指し回しが光った。

129手 投了 ( 0:00/04:00:00)
まで128手で後手の勝ち

最初|全部|次頁|最後
▼只今の時刻
>7/18-2:48
道路上将棋!